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三澤 廣氏の活動報告
(作家)

 三澤 廣氏の一覧


暗い時代の予感  (H30-11-25)

 私は、今年6月13日付で、本欄に、「学生は正義を守れ」と題する寄稿をしました。
 去年、一橋大学で百田尚樹氏の講演が潰されたことに関して、「一橋の学生は言論の自由のために立ち上がれ」と訴えたのですが、その中でこう書きました。

 この事件は異様な言論弾圧の始りです。今後、左からの攻撃によってどんどん表現の自由が侵される時代が来るのではないでしょうか。そして、右からの攻撃も始まるでしょう。現に、去年のうちに櫻井誠氏の講演と香山リカ氏の講演が一つずつ潰されてしまいました。

 私の予感は見事に当たりました。香山リカ氏がまた被害に遭ったのです。11月24日(私がこの文を書き出した今日のことですが)に、香山氏は、京都府南丹市の、市の開催する会合で、講演を予定していました。ところが、抗議が殺到し、市が恫喝に屈して、中止に追い込まれたというのです。
 去年に引き続いて、今年も同じことがあったのです。これに味を占めた反香山陣営は、同じことがやりやすくなったでしょう。香山氏は、今後もう満足に講演をすることができなくなるのではないでしょうか。自治体が警戒して、お呼びがかからなくなるに違いありません。
 去年の講演中止のときに、香山氏は「くやしい」と言いました。私は笑いました。だって、百田講演を潰すために活躍した一橋大学の大学院生は、インタネットによると、香山氏のお友達だということなのですから。そして、香山氏自身も、桜井氏の弾圧に加担し、百田氏については、「レイシストは発言を妨害されて当然だ」という発言をしていたということです。「ブーメラン」が流行語がなっていますが、これほど見事なブーメランは珍しいのではないでしょうか。「くやしい」という言い草はありませんよ。

 インタネットで検索すると、香山氏の仲間たちが、言論の自由を守れと叫んでいます。その中では、百田氏や桜井氏の講演が潰されたことを指摘する人が少ないのです。たまに指摘する人の中には、「百田氏や桜井氏はレイシストなのだから、講演中止に追い込まれるのは当然だ。香山氏はレイシストではないのだから、言論の自由が守られなければならない」と言う人がいます。
 まともな人間の言うことではありません。子供か暴力団の理窟です。
 「米英の核実験は戦争のためだからいけない。中ソの核実験は平和のためだからかまわない」と言っていた原水協と同じです。また同じ頃に流行した「知事の多選はいけないが、革新知事の場合はかまわない」というのにも似ています。仲間内で言うのならともかく、外部の人には通じない理窟であることがどうして分からないのでしょう。いや、分からないのではなく、仲間内でリーダーシップを取るために、ことさらに過激なことを言うのですから、外部の人に通じなくてもいいと思っているのです。
 子供か暴力団。そうでなければ、狂信的な宗教団体の思想です。
 十字軍は、「絶対に正しいキリスト教」が、邪教を滅ぼすために戦争を起こしたのです。イスラムの方も「絶対に正しいイスラム教」を守るためになら、残虐行為が許されると信じて、今日のテロ行為に走っているのです。
 百田氏の講演会を潰した連中は、オウム真理教のメンバーが「ポア」をしたときの心理に陥っていたに違いありません。こんなことをしながら「自分は絶対に正しいことをしているんだ」と信じるのです。なんでそんなこと信じられると思うでしょうが、それが宗教なのです。
 自分が「絶対に正しい」と信じているのですから、議論の余地がないのです。絶対に正しいものなら、「俺たちの言論は守られるべきだが、奴らには言論の自由を認める必要はない」という結論が出て来るのも異とするに足りません。
 「君とは意見が違うが、君が意見を述べる自由を私は命を懸けて守る」という信念が、言論の自由の根幹だと言われますが、彼らはそれを認めないのです。
 「彼ら」とは、香山・梁・有田・関口・安藤・枝野・高木・玉川(誰の事か、想像を楽しんでいただくために、下の名前は書きません/インタネットに、「玉川 反日」と打ち込むと出て来ます)・瑞穂・清美・直人・由紀夫・孝弘(姓は書きません)・朝日新聞・東京新聞・テレビ朝日・TBS・フジテレビなどのことです。(毎日は影響力がないから敢えて挙げませんでした。くすん、西山さえいなければ、三大新聞と呼ばれていたのに)
 一方的に左寄りの人ばかり挙げました。弾圧は保守派もしているのだから、それではフェアでないと言われそうですが、今回の言論弾圧は、左側から始まったのです。百田一橋事件が大きなきっかけでした。さらに遡れば、平成九年(一九九七)に、櫻井よしこ氏が神奈川県と三浦商工会議所主催の講演会を予定していたのに、「神奈川人権センター」からの執拗な抗議で中止にされてしまったことがありました。このあたりが言論弾圧の濫觴だったのではないでしょうか。
 こういう人たちが、保守派を叩く場合のキャッチフレーズが「差別」です。このときの、神奈川人権センター(自称人権/どこが人権)の主張にも、「言論の自由は差別発言の自由ではない」という言葉が入っていました。
 言論弾圧は、反日側が仕掛けてきたのです。保守派がこれに対抗するために、反日側の講演会を潰そうとするのは、いわば正当防衛です。この正当防衛をしなかったら、反日側はいよいよ図に乗るに違いありません。今まで、言論弾圧と言えば、反日の専売特許だったのですから、ここしばらくは、もっと反日の講演会を潰す運動があっても許されるべきです。

 話は違いますが、去年、さる反日の学者が新聞に寄稿して、「反日という言葉は差別用語だから使わせるべきではない」と主張していました。私は、「反日とは俺のことかと反日言い」という川柳を作りました。反日の人たちの言うことは、どうしてこんなに滑稽なのでしょう。
 それにしても、ちょっと面白いと思いました。反日の人たちは、反日であることを誇りにしているのかと思っていたら、「反日と呼ぶな」と言うんですよね。心に引っかかるものはあったのですね。これはうまいことを知った。反日が保守派を叩くときの「差別」にも匹敵する「反反日」のキャッチフレーズが「反日」なのです。これから彼らを叩くときには、「反日」を多用しようではありませんか。

 言論の自由を守るために、日本はどうしたらいいのでしょうか。
 ここまで来たら、右派と左派の論客が協定を結ぶしかありません。どんな極端な人であっても、法に触れない範囲でなら、どんな発言をも許容するというくらいの協定は結べると思います。少なくとも、講演会は邪魔をしないという合意は成り立つでしょう。
 右派から休戦協定を提案するのがよいかと思います。これから戦線が拡大したら、左派の方が困ることになると思いますから、案外簡単に応じてくれるかも知れません。
 こんなことしていたら、日本は民主主義国家でなくなってしまいますよ。韓国みたいなポピュリスト国家に堕するしかなくなりそうです。
 あッ。またレイシスト発言しちゃった。