日本が嫌になりそう　　（Ｒ1-5-7）

　あなたはまさか、私が反日だとはお思いにならないでしょう。しかし、このごろ厭なことが多すぎます。さすがの私も愛想をつかしそうになっているのです。
　幸か不幸か、私の生きている間には決着はつきそうにないので、言っても詮のないことなのですが、女系天皇が実現した暁には、私は共産党に入って、「天皇制反対」を叫ぼうと思っています。

　日本が嫌いになりそうという一つのポイントは、女系天皇論者の嘘と偽善と捏造と、それに簡単に騙されてしまう一般の善意の人々の単純さです。
　いろいろ屁理窟を言う人はいますが、日本の皇室が一貫して男系で維持されてきたことは、まぎれもない事実です。「過去にも女系天皇はいた」だの、「天皇家は直系主義だ」だの、「女帝の元明天皇から娘の元正天皇に譲位したのは女系継承だ」などというのは、言っている本人も嘘と知って言っているのです。家康が、おためごかしで淀殿に「太閤殿下のご冥福を祈るために」と唆（そそのか）して、仏事と神事に豊臣家の金銀を散財させたのと似ています。
　正直な左翼の中には、「女系になれば、もう万世一系とは言えないから、天皇制に反対しやすくなる」と言う人もいます。「女系天皇は天皇制廃止への一里塚」と言った人もいました。
　しかし、「天皇制反対」とホンネを言ってしまっては世論の反発を受けます。それを懸念して、旧民主党・民進党系の人たちも「安定的な皇位継承のために」と家康方式の戦略を使って女系天皇を推進するのです。「天皇嫌い」とホンネを言えるのは、政党の中では共産党だけです。
　天皇制反対の人が、「皇位の安定的継承のために女系天皇を認めるべきだ」というのは、家康的陰謀の典型です。パヨクで最近これを言った人は、蓮舫、山尾志桜里、田嶋陽子の御三方です。この人たちが「皇位の安定的継承」を望むはずがないことに、どうして国民は気づかないのでしょう。ついつい「そう言われればそうだ」と思ってしまうのです。
　ところで、この三人がいずれも女性であることがポイントです。これほどの論理の矛盾、人を騙すための偽善を、男だったら流石に恥ずかしくて口にすることはできません。志位・有田・枝野・初鹿・関口（宏）のような日本を潰そうと思っている男たちも、そこまでの嘘は言えないのです。彼らが「女系天皇を認めろ」というときは、男女同権を唱えはしますが、皇室を守れという心にもない嘘を言うことはありません。
　「平気で嘘を言う女性たち」がどうして人気が出るのでしょうか。
　ここまで書いた後に、立憲民主党が党として、「安定的継承のために女系天皇を」と言い出したことを知りました。さあ、どう発展して行くのでしょう。いずれにしても、嘘つきの女性議員たちに引きずられていることは間違いありません。

　マスコミは、愛子様の御動向は、芸能人のように細かに報道しますが、悠仁様は週刊誌にもあんまり頻繁には登場なさいません。反日マスコミが密かに提携して、未来の天皇を国民から忘れ去られるように仕組んでいるのではないでしょうか。
　先日、小学校御卒業に際して、記者団に囲まれた悠仁様をインタネットで拝見しました。お祝いを言われて、「ありがとうございます」とおっしゃっただけでしたが、態度が堂々としている上に、言葉がはっきりしていて、非常に好感が持てました。イケメンでもあることですから、女性週刊誌が進次郎に次ぐスターとして育て上げそうなものなのに、スルーばかりされているのは、反日の陰謀が商業政策より優先されているからでしょうか。

　さて、その悠仁様ですが、お茶の水女子大学付属中学でなく、超進学校の筑波大付属中学校に入れようという話があったとのこと。しかも、同じ国立のお茶の水から推薦で入れるようになったとのことで、悠仁様を迎え入れるために制度を改めたという噂まであります。
　結局はお茶の水に決まりました。噂が嘘だったのでしょうか。あるいは、噂が立ったために、利用するのを断念したのでしょうか。
　愛子様も悠仁様も、将来は東大に入ろうという希望（周囲の人たちの希望ですが）があるそうです。東大が推薦入学を導入したのは、皇族を入れるのが目的だったという説がありま
す。
　愛子さまは、学習院で学年トップと言われ、一般入試でも東大に入れそうだという話が流れています。いろんな情報を総合すると、どうも本当であるようです。
　それなら、一般入試で東大を受ければいいと思われるのに、推薦を狙っているというのです。その根拠というのが噴飯物なのです。
　周囲の人々が、「一般入試で合格したら、落ちた生徒から、『愛子様が受験したおかげで私が落ちてしまった』と恨まれる心配がある」というのです。
　こういう言い方は、昔から何かにつけてあるのですが、受験制度と人間性に対する無知から始まったとしか言いようがありません。「入学試験は人を蹴落とさなければ合格できないから、利己主義者を育てることになる」というのが日教組と朝日新聞の主張でした。
　東大は一学年三千人も合格するのです。学部別（科類別）に見たって、何百人も合格します。受験生はその何倍にもなります。「あいつが受かったから俺が落ちた」とはふつうは考えません。東大に何十人も合格するような高校でも、そのせいで級友を憎むなどということはないのです。
　ライバル同士が憎み合うとしたら、それは区立中学生の都立高校受験の際に見られるようです。都立高校は内申書重視です。同じ中学の生徒同士の間では、「あいつが５を取ったおかげで俺は４になってしまった」という嫉妬は現実によく見られます。この場合は、本当に、人を蹴落とさなければいい成績は取れないのです。
　ところが、推薦入試を推進する人たちは、日教組の影響で、「試験はなくさなければいけない」という迷信に取りつかれています。だからこそ、「内申書重視」であり、「人物を見る」という美名の下に、不公正を推進し、逆に生徒同士の憎しみを煽るのです。
　推薦入試も、内申書重視に似ています。特に一つの学校に人数の割り当てがある場合には（たいていそうですが）、同級生が「あいつが推薦されたから、俺は漏れてしまった」と考えるようになるのは当然のことです。
　愛子様が推薦で東大にお入りになったら、どんなやっかみを受けるか分かりません。しかも、皇族の場合は、推薦で落ちることはないでしょう。せっかく実力があるのに、「ズルで入った」と言われてしまうに決まっています。推薦入試は全体の枠も小さいのですから、他の高校から受験した生徒の中にも「俺が落ちたのは愛子様のせいだ」と思う者が出て来るに違いありません。
　「一般入試を受けて、落ちたら大変」という意見もあります。どうして大変なのですか。正々堂々と受験して落ちたら、特に東大なら、立派な勲章になります。軽蔑されることはありません。逆にその公明正大な覚悟を褒められることでしょう。そのくらいのチャレンジ精神は持って下さい。
　悠仁様は、愛子様ほどには成績がよくないとのことです。別に天皇になるのに、成績なんかよくなくてもいいのですが、東大にはとても入れないレベルだと言われています。
　それが、推薦で東大にお入りになったら、皇室はおしまいですよ。
　かつて、芸者を買ったことが発覚して首相を馘（クビ）になった人がいました。今でも中高年は覚えていて、その人の名前を聞いただけで、ニヤニヤとします。
　推薦入試もそのクチです。天皇の学歴と聞いただけで、ニヤニヤと笑われるようになるのではないでしょうか。考えれば、平成の陛下は学習院大学の学生だったときに、エリザベス女王の戴冠式に出席し、そのおかげで単位が足りなくなって、留年を宣告されたので、中退なさいました。未来の天皇が「大学中退」の学歴になってしまいました。事情が事情だから、進級させてさしあげてもいいのではないかという声もありましたが、小泉信三氏が鉄槌を揮いました。
　これは英断でした。学業に関しては皇室も特別扱いはしないという正義を宣言したのです。あのとき進級させてさしあげていたら、皇室の大きな疵になっていたでしょう。
　学歴のズルについては、最近は枚挙に遑がないほどに実例があります。元首相のイケメン若様は、日本にいたときは勉強嫌いで有名だったのに、米国の超一流大学の大学院を修了しました。インタネットを見ると、「金と権力で学歴を手に入れた」という非難を浴びています。
　若様はアメリカ帰りなのに、英語が全然話せないという噂があります。知己のシンジロリアンの女性が、「あの方は、アメリカの一流大学の大学院で、修士論文を英語で書いたんですよ」とおっしゃいます。私が、「そんなの、人に書いてもらったに決まってるじゃないですか」と申し上げたら、「証拠があるんですか」と険しい目で睨み付けられました。
　こういうこと、証拠がなかったら、言ってはいけないのですか。
　なんで、「上流国民」のズルを見抜けないのですか。
　でも、悠仁様が東大に入ったら、間違いなく見抜かれますね。特に、マスコミは女系天皇推進のために、悠仁様には辛く当たりますから、若様の場合とは違って、そのことでさんざん将来の天皇を誹謗するでしょう。
　皇室に関係のある学歴スキャンダルは、KK君です。米国の大学に入って、米国の司法試験を狙っているとのことですが、この人、途方もないズルをしているのではないでしょうか。本当に弁護士になってしまったら、正義も糞もあったものではありません。
　この数年、日本中こんなことばかりです。「ズルだけで人生を渡って来た人」の代表として、「なんとか細胞を作ったOさん（早稲田に入れたのは巨乳だったから）」、それに今言った御曹司とKK君。この三人が名を挙げられるのではないでしょうか。
　それに比べれば、数年前に経歴を偽って有名になったショーンK氏は、実力は大したものだったのですから、そんなに非難される筋合いではないと思います。（インタネットで聞くと、英語うまいですよ。経済の知識も専門家はだし）。HO、SK、KKの三人は、ショーンK氏よりずっと恥ずかしい人生を送っているのです。
　あれ、ショーンKもSKだ。
　ついでに、Oさんも、KKさんも、若様も、全部苗字を漢字で書けば、「小」で始まるのですよね。なんか、呪いがかかっているのではないでしょうか。
　皇室のメンバーにそんな思いをさせていいものでしょうか。
　いや、そもそも、推薦入試なるものが、金とコネと権力があれば学歴を買えるようにしてやろう、というエスタブリッシュメントの陰謀から始まったのです。かつて学歴無用論を唱えて一世を風靡した財界の大物M氏は、自分の息子がまともな大学に入れなくて悩んでいました。
　権力者と金持がトクをするこの制度が、不思議なことに、日教組の知性軽侮の思想と合致したので、右も左もこれに乗り、挙句の果てに、朝日新聞が「学歴主義反対」の名の下に大キャンペーンを張って、ズルで大学に入れる制度を作ってしまったのです。
　日教組は、中ソから、日本人の知性を下げるために、「勉強しないようにさせろ」という指令を受けていたという説があります。いくらなんでもとは思いますが、洵（まこと）に面白い陰謀論です。こういう荒唐無稽の陰謀論って、意外に当っていることもあるんですよね。

　学業成績だけで判断してはいけないということから、面接が導入されました。
　しかし、面接で人物を見ると言ったって、わずか十五分で人物なんか分かるものではありません。菅直人氏なんか、二〇〇〇年頃には、みんなが素晴らしい人だと思っていました。十年もかけて国民全体で面接したような人だったのに、いざ総理をやらせたら日本国を傾けてしまいました。人物などという虚妄の要素に騙されてはいけないのです。
　このように、面接が重視される一つの理由は、大学側も権力者の子供を採用したいからです。面接は採点基準が曖昧ですから、権力者や財界トップの子弟には、好きなようにいい点を付けることができます。そもそもが不正をやりやすくするために始まったのです。昨今の医学部の不正は、そのあたりに根があります。
　ところで、面接重視を主張する人たちは、小論文の試験が大好きです。これもまた、面接と同じく、採点基準が曖昧です。何か陰謀の臭いがします。いや、一般の人が「小論文を重視すべきだ」と言うときは、朝日新聞の鸚鵡返しをしているだけですから、なんということはないのですが、言い出しっぺの人たちは何か企んでいるのです。
　入試で面接をする第二の理由は、美人を採用したいから。美人は就職に有利ですから、就職率アップにつながります。おまけに、外部の人がキャンパスに入って来たとき、美人を見ると、「ここはステータスの高い大学だ」と思ってしまうという波及効果があるとのこと。フェミニストの人たちがなぜ反対しないのでしょう。フェミニストは朝日の提唱することには反対できないからです。朝日の旭日旗に韓国が何も言わないのと同じです。
　そして、それ以前に、男の教師が女生徒を面接したら、美人に甘い点をつけるに決まっているじゃないですか。そこまで頭が回らないマスコミの性善説に私は愕然とするのです。大学で准教をしている知己（面接試験官の経験あり）は、「面接は、女子の場合は、まあ美人コンテストだね」と言っていました。
　白いセーターの小保方さんが、目の前でプルンプルンとやって下さったら、私なら最高点を付けてしまいます。私が悪いのではなく、男に女の面接をさせるのが悪いのです。
　そんな言い方は下品だ、女性差別だと非難する方に申し上げますが、そんなことだから、中国・北朝鮮のハニトラを見抜けないのではありませんか。

　さて、皇室の話に戻りましょう。皇室は危機にさらされています。眞子様のスキャンダルのせいで、秋篠宮家の評判が落ちており、下手をするとこれが悠仁様の登極（北極星の位に登ること）の障碍になるかも知れないと言われています。
　私でさえ、もういやだ、と思うことがあるのですから、もともと皇室なんかどうでもいいと思っている人たちはみんな、秋篠宮家からも皇室からも離れて行ってしまうのではないでしょうか。
　お願いですから、周囲の方々、皇族が馬鹿をなさろうとしたときには、身を挺して諌止して差し上げて下さいませんか。
　佳子内親王殿下は姉君よりも奔放な御性格だと言われています。
　昔、「ポコちゃん、ペコちゃんとおんなじね」というコマーシャルソングがありました。「カコちゃんもマコちゃんとおんなじね」となったら、皇室は潰れます。
　そもそも、皇族が恋愛結婚をしようなどとは身の程を知らないにも程があります。今までの生活費、特に何の役にも立たなかった留学費用、国民に返せよ。
　タイは、前国王のときは、全国民の尊崇の対象だったのに、ヤンキーの若い新国王（若くはないのですが）が即位したら、つい先年崩壊したネパール王室に似て来てしまいました。もうすぐ潰れると思います。
　他山の石とはこのことです。

　ここまで書いた後で、意外な発見をしました。
　悠仁親王殿下の小学校のときの成績が「トップクラス」だったというのです。しかも、それを書いたのが、「週刊朝日」だったのです。
　「週刊朝日」は朝日新聞社の社是に反抗することが多く、北朝鮮に不利な記事を載せることもあります。とはいえ、朝日は朝日ですから、根拠もないのに皇室に有利な記事を書くはずがありません。また、朝日は女系天皇論ですから、愛子様には好意的、悠仁様には冷淡（報道しない自由を駆使）な方針を貫いています。その朝日がこういう記事を書くからには、かなりの信憑性があるのではないでしょうか。
　お姉さま二人がヤンキーだったとしても（仮にの話ですよ）、弟まで問題があるわけではないのかも知れません。また、成績がよいのに、ことさらにマスコミが報道しないといういうこともあったのでしょう。
　そうなると、上に書いた「ズルで東大」の部分は間違いだったのでしょうか。お茶の水女子大学付属小学校は、平均的な小学校よりはかなり優秀な生徒が集まっています。その中でトップクラスだったら、これは大したものです。
　しかし、愛子様関連で書いたように、成績がよいのなら、なおさら一般入試を受験していただきたいのです。紀子妃殿下が推薦で東大に入れようと頑張っていらっしゃるようですが、どうかその努力を「一般入試で東大合格」の方向へ向けていただきたいと思うのです。