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三澤 廣氏の活動報告
(作家)

 三澤 廣氏の一覧


朝日新聞の皇室ヘイト  (R9-24)

 参院選公示の前日、七月三日に、日本記者クラブで「党首討論会」が行われました。二時間半に亙る大討論会でしたが、新聞記者が質問し、これに党首たちが答えるという場面もありました。(https://www.youtube.com/watch?v=UN1Kg7B2D14)
 その中で「これはひどい」と思う場面がありました。朝日新聞の坪井ゆづる記者(男性)が、「女性天皇」について質問した時でした。党首たちに向かって、「女性天皇は認めてよいとお考えの方は挙手して下さい」と言ったのです。
 「挙手して下さい」とは、公党の党首を子供扱いした恐るべき朝日新聞の驕りです。「天下の朝日」と呼ばれた全盛期ならともかく、全国紙の中で一番信頼度が低くなっている今の朝日がそこまで傲慢になれるとは驚きました。(今でもまだ、名刺を出して、「こういう者だが」と威張る朝日記者がいるそうです)
 この質問に対して、7人中4人が手を挙げました。
 面白い反論をしたのが国民民主党の玉木雄一郎氏。モリカケ問題であんまり無茶を言ったので、キワモノ扱いをされていた玉木氏ですが、ここで男を挙げました。
 「男系の女性なのか、女系の女性なのか」と質問したのです。それを受けて、安倍首相が、「大事な問題ですので、挙手がどうかということでなく、党として決めて行かなければならない問題なので--------------------」と言い出したら、坪井氏はそれを遮って、「今、質問はしておりません」と言ったのです。
 相手が総理大臣だからというわけではありませんが、質問に欠陥があったために、質問された方が疑念を呈したら、「余計なことを言わずに俺の言うことに答えろ」と開き直ったのです。「野郎自大」とはこのことです。
 インタネットで見てごらんなさい。言った内容ばかりでなく、「今、質問はしておりません」と言突き放すような口調の冷たさにびっくりします。一般人の日常生活でもよくお目にかかる情景ですが、こういう言い方をするときは始めから相手に悪意を抱いているのです。
 坪井氏は悪意のかたまりとなって誘導尋問をしているのです。朝日の世論調査はいつもそうですが、自分に都合のよい答えを導き出そうとしたのです。
 都合のよい答とは、この場合は「女系天皇賛成論」です。戦前、毎日・讀賣の後塵を拝して、発行部数三位だった朝日は、部数拡大のために戦争を煽り、思惑通りに第一位に躍り出ました。そして、戦争に敗れるや、占領軍から恫喝を受けたために、生まれ変わって反戦の鬼となり、次いで、ソ連、中国に阿諛追従しました。生まれ変わったときの産声(うぶごえ)は、言うまでもなく「天皇制をぶっ壊す」だったのです。
 安倍氏が、「女性というのもあり女系というのもあり重要な点もある。国民に誤解を招く」と反論しますと、坪井氏はしぶしぶ「では、女系天皇を認めてもよい(と思う方は挙手して下さい)」と言いました。そしたら、賛成は共産党と立憲民主党だけになってしまいました。
 朝日のアンケートと同じです。質問の仕方をちょっと変えれば、同じ問題に関して、全く逆の回答が出て来ることがありうるとは、小学校の学級会で学んだ筈の常識です。朝日は誘導尋問のチャンピオンなのです。
 こんなことは、ジャーナリストなら知らない筈のない常識ですから、朝日のアンケートも坪井氏の質問も、それを承知の上で、自分の都合のよい結論へ持って行こうとしていたのです。
 リベラルの特徴は「きたない」の一語に尽きると思っています。特に女系天皇論について、国民にできるだけ「女系天皇」と「女性天皇」の違いを教えないようにしています。この違いをよく理解している人はたいてい女系天皇反対論になるので、理解させないようにしようとの陰謀なのです。
 そして、いったん女系天皇が実現したら、初めてその違いを熟知させる努力をした上で、「もう万世一系じゃないんだから、神聖なものじゃないんだ。天皇なんかいなくていいじゃないか」と言うために、準備しているのです。
 「aaゴールデンエイジ」という小説がインタネットで話題になっています。2050年の日本を舞台にした近未来小説。皇位には愛子様が即いていらっしゃいます。悠仁様が皇位継承を辞退された結果です。そして、総理大臣はあの名子役の芦田愛菜さんです。愛菜さんは学業成績が非常に優秀だということですので、ありえない展開ではありません。(生年は愛子様2001、愛菜さん2004、悠仁様2006)
 もっとも、最近は学業成績優秀な人は首相にはなれないという不文律があります。たまたまそういう人が首相になると、鳩山さんとか菅さんとかのように、馬鹿ばかりやって、「人間、勉強できても駄目なんだ」と言われてしまいます。瑞穂さんもその類ですね。だからこそ、イケメン若様なら安心だということになってしまうのです。
 ともかくも、「aaゴールデンエイジ」は皇位継承のストーリーとして、非常に面白い小説ですので、是非お読みになるようにお勧めします。
 この小説の中では、愛子様の夫は、旧皇族だということです。あまり賢い人ではないが、人柄がいいので、結構国民から愛されているという設定です。
 そして、夫が旧皇族なので、その子孫が皇位を継いでも、万世一系が崩れる心配がないのです。
 女性皇族には旧皇族と結婚して戴きたいと思います。眞子様はあんな具合ですから、もう仕方がありません。愛子様と佳子様に期待します。旧皇族と結婚なさった場合だけ、女性宮家を作って差し上げるという妥協案はどうでしょうか。
 そういうと、すぐに、「旧皇族と結婚させるというのは人権無視ではないか」という声が上がるのですが、そうではありません。無理矢理結婚しろと言っているのではないのです。
 「旧皇族と結婚したら宮家を作らせて差し上げる」という程度のことは、何も人権問題ではありません。アイドルが「一般人」と結婚した場合には、たいていはIT長者か金融関係という、金だけが支配するこの世の中。その程度のアメを使って皇統を守ろうという作戦が何で非難されなければならないのでしょうか。
 朝日新聞は、平成十八年(二〇〇六)に、「寛仁さま、発言はもう控えては」という驚くべき社説を掲載したことがあります。
(https://blog.goo.ne.jp/threeforest2014/e/99c43bb670637036fe2d0492029dfb51)
 今は亡き三笠宮寛仁親王が女系天皇反対を唱えた時に、あくまで皇室に疵をつけようという、朝日の編集委員・清水建宇(たてお)氏が強弁(こわべん)を吐きました。皇室が政治に関与してはいけないという原則論を持ち出したのです。
 しかし、皇族の一部の方々は皇室会議に出席する資格を持っていらっしゃいます。その資格がある以上、皇位継承に関しては発言権を持っていると解釈すべきでしょう。
 朝日の強引な手法が、この清水氏と本稿冒頭の坪井氏に端的に表れています。どうしてこういう言い方がパワハラと呼ばれないのでしょうか。どうして「皇室ヘイト」でないのでしょうか。
 朝日新聞がなぜあんなに反日なのかということについていろいろと議論がされています。いったいどんな方向へ日本を導いて行きたいのでしょうか。
 別段、そんな長期的な目標はなくて、ただ、反対のための反対をして、飯のタネにしているのだったら、まだ救いがあります。しかし、外国勢力の使嗾を受けて、本気で日本を潰そうと思っているのではないかと心配になる今日このごろです。いや、今日此の頃に限ったわけではありませんが。