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荒木正則氏の活動報告
(全国強制抑留者協会)



シベリア抑留 友の遺骨帰す


2008年09月23日 アサヒ

 第2次大戦後旧ソ連によってシベリアに抑留された河内長野市の荒木正則さん(84)は8〜9月、厚生労働省の旧ソ連での遺骨収集団に加わった。今 回で5度目で、府内からは唯一の参加だ。「若い世代にこそ実態を知ってほしい」と話す荒木さんにこれまでの活動を振り返ってもらった。
 荒木さんは熊本県出身。旧満州(中国東北部)の士官学校で終戦直前に旧ソ連の侵攻を受け、シベリア・ホルモリン地区に3年間抑留された。 13カ所の収容所を転々としながら、冬は気温がマイナス60度にもなる中で鉄道開発のため森林伐採など強制労働に従事させられたという。
 製鉄会社を退職後、シベリアへの慰霊訪問に何度も参加した。その後「一人でも多くの戦友をこの胸に抱いて連れ帰りたい」との思いが強くなり、03年から計5回遺骨収集に加わった。その間、地元・河内長野を中心に、自らの体験を伝える講演活動にも取り組んできた。
 今年荒木さんらが訪れたのは、ロシアのザバイカル地方にある2カ所の日本人埋葬地。そのうち今年初めて収集が行われたハハトイ村の埋葬地 は、道路になっていた。重機で路面を取り除いてから、スコップや熊手で丁寧に掘り進んだ。2カ所で計217人分の遺骨を集めることができたという。
 厚労省によると、シベリアには56万1千人が抑留されて強制労働に従事させられ、およそ1割の5万3千人が命を落としたと推計されるが、正確な数は分からない。今年収集された分を合わせても、日本に帰ることができた遺骨はわずかに1万6889人分に過ぎない。
 荒木さんは「なぜ終戦後も二十歳そこそこの若者がこんなにも非業の死を遂げなければならなかったのか。今後はこの歴史的悲劇の実態を、中学生や高校生など若い世代にも伝えていきたい」と話している。
   

 
H15 イルクーツク マラトボ墓地 墓地は観光、見学用等のため墓枠を組み整然と。後から整備された。 同墓地収骨後、追悼式にて追悼の辞を述べる
  
H15 イルクーツク マラトボ墓地にて発掘 H18 チタ州 ヤブロノーワヤ墓地 唯1本、朽ちた棒切れの墓標が立っているだけ
 
H19 沿海州 アルセーニエフ墓地 この墓地は民家の畑の下に埋まり、モッコで表層の土をのけ作業。収骨後また土を元に戻した。ここまで放置、無関心にされていたのか・・・ H20 ザバイカル ハハトイ村墓地 亡骸は道路の下に眠っていた。ユンボと手で掘り起こし、217体を収骨。国家に殉じた将兵の姿。顧みざられし無念、いかがばかりか。
  
H20-12-27 「大和心のつどひ」で講演