育再生・地方議員百人と市民の会
Top ごあいさつ 設立主旨、会則等 関西行事案内 動等の記録 参加者、リンク集
入会申し込み 議会質問のお手本 推薦図書 選   挙 一般リンク 問い合わせご意見
動等の記録TOP 総 会 録 理 事 会 録 一般活動、集会録 会計報告
声明・請願・要請等 新聞・マスコミ報道 百人のニュース
百人の行事案内(記事)
仲間からの報告
My Home Page
「百人の会」のサーバーが容量不足のため、私、「活動の記録」は、MASUKI情報デスクに養子に出されました。

橋本達也市長の活動報告
(福井県あわら市市長 )

私が市長に立候補した理由  H19-4-5
 
 本日、ここに、第22回あわら市議会定例会が開会されるにあたり、ごあいさつを申し上げます。
 議員各位におかれては、ご多用の中をご出席いただき、提案いたしました各種案件をご審議賜りますこと、厚くお礼申し上げます。
 さて、このたびの市長選挙におきまして、市民の皆さまのご支援を賜り、市長に就任いたしました。今さらながら、その責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いでございます。
 今回の市長選挙は「中学校の統合か」あるいは「2校の存続か」を問う、ある意味で異例の選挙でありましたが、私は、選挙という形はとられたものの、これ は、中学校問題に対する「住民投票」に近いものであったと理解しており、結果として、二つの中学校を残してほしいと言う住民の意思表示がなされたもので あったと考えております。
 しかし、今後の市政や財政に不安を抱かれる議員や市民の方々がおられることも十分に認識いたしております。これからの円滑な市政運営を考えたとき、異なる意見にも耳を傾けながら、まずは、市民の融和を図っていくことが重要な条件整備であると思っております。
 そこで、私の施政方針といいますか、選挙公約に掲げた事項について申し上げたいと思います。
 先ず、中学校の2校存続に向けた取り組みについて申し上げます。現在、担当部署に対しまして、2校存続を前提とした財政見通しとそのシミュレーションを行うよう指示しているところでございます。
 ご承知のとおり、芦原中学校の状況が深刻化しておりますので、早期の改築に取りかかりたいと考えております。また、金津中学校につきましても早急に耐震 診断を行い、大規模改修の取り組み方と併せて、その結果次第では、改築の必要性についても協議していきたいと考えています。
 いずれにしましても、いかに健全な財政運営を行うかが最大の課題でありますので、2校存続を前提とした財政計画を議会の皆様に早期にお示しして、ご理解がいただけるよう最大限の努力を払ってまいりたいと考えております。
 また、これらの経過につきましては、逐次、市民の皆さまにお示しし、不安を早期に払しょくできるよう努めてまいります。 
 次に、「若い世代が住み、産み、育てたくなるまちづくり」について申し上げます。人口の減少傾向が続く本市にあっては容易ならざる事柄でありますが、こ れに向けて努力することは極めて価値があると考えております。そのためには、例えば、住環境の整備や企業の誘致、福祉の充実、学校の教育環境など、多くの 政策が有機的に絡み合うことが必要になります。
 このようなまちづくりができれば、それは理想的な自治行政になるはずだと常々考えていただけに、遠大な目標ではありますが、チャレンジしたいと思いま す。「若い世代が住み、産み、育てたくなるまちづくり」を政策決定の価値基準とし、各種政策に指向性を与えたいと考えております。 
 次に、「市民感覚で透明な行政運営」を進めたいと考えております。個別の事務事業について成果主義を導入した行政評価を行い、適宜、改善を加えるととも に、市民の皆さまに向けて、正確に分かりやすく表現するなどして情報公開に努めます。
 将来、私自身が判断に迷う課題もありましょうし、あるいは市民同士の利害が対立する場面も起きるかと思いますが、情報を共有して一緒に考えていただくことが重要です。私は、議会同様、市民の皆さまの良識を信じます。 
 最後に、「第二の合併を視野に入れた市政」を進めたいと思います。時代状況を考え、また、今次の合併の経緯を振り返ったとき、やはり、行政体も今にとど まることはできないと思います。また、私は、第二の合併を望んでいる市民が多いのではないかとの認識も持っております。合併がいつ、どのような規模になる のか、相手のあることですので明言はできませんが、次に合併するとなれば、市民レベルでの本質的な議論が期待できると思います。行政はその動機づけの役割 を果たすべきと考えております。
 以上、私が選挙公約として掲げた事項、4点を中心に、施政方針として申し上げましたが、いずれも、「権力の源泉は市民の中にある」との認識に立ち、市民の目線での行政運営に努めてまいります。
 なお、中学校建設以外のことにつきましては、当面は、従来の路線に沿いながら対応してまいりたいと考えておりますので、議員各位をはじめ、市民の皆さまのご支援とご理解を賜りますようお願いを申し上げます。