■澄み切った青空の下、終戦60周年臨時大祭(秋季例大祭)がしめやかに斎行される
  
   本日、大阪護國神社では、終戦60周年臨時大祭が厳か、かつしめやか
に斎行された。朝から秋晴れで澄み切った青空の下、絶好の大祭日とな
った。
 14日から16日にかけて開催されていた戦争展『靖國神社・移動遊就館』
も3日間空けて、本日も多くのご遺族の方が参列されるので、朝から午後
2時半まで開場した。

 さすがに終戦60周年ということもあり、また護國神社では終戦60周年の
記念事業のご協賛を頂いた方々にもご案内され、テントにある椅子1700席
の約8割はほぼ埋まり、例年より多くの参列者が見えられ、大変嬉しくなっ
た。拝殿の中で進行しているお祭りは拝殿下のテントからは事細かには見
えないものの参列者の方々は真剣な面持ちでお祭りの進行をじっと注目さ
れている。

 確かにご自分の主人、祖父、親戚を亡くされたご遺族の方々は戦後60年
常に英霊の御霊を思い、そして護國神社にて御霊と語リ合う魂の交流をされ
て来られた人々ばかりである。終戦60年、この大祭をそれぞれの人生の来し
方を振りかえられつつ、英霊への思いはさらにつのったのではないかと思った。

 小生には、終戦60年の節目を迎え、天皇陛下より全国各都道府県にある
護國神社へ幣帛料を御奉納を賜った思召しが畏れ多く、それに応える形で
臨時大祭を斎行するということが、天皇陛下と国民のつながりをさらに強い
ものにしていることに深い感動を覚えざるを得ない。

 年老いたご遺族の方々には本当にお体を大切にされ、長生きをしてほし
いと思わず手を合わせたくなった。

 大祭後の童謡・唱歌の合唱もよかった。

 戦争展も参列者の方々が次々と入場され、本日だけで約100名の参加者が
あった。

 改めて大阪で英霊が鎮まり、そしてなお永遠と息遣いが感じられる場所は
護國神社であることを実感したのであった。