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松木國俊氏の活動報告
(東京都)


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平和都市宣言? H19-10-3
  
 
 最近あちこちの駅前で「平和都市宣言」などが書かれた看板を見かけます。「無防備都市宣言」などもあります。なんのことだか意味がよくわかりません。国防は本来国の管轄であって、地方自治体が「宣言」しても全く無意味です。
「相手が攻めてきた場合その都市だけは戦闘から免れると」と思ってるのでしょうか。相手の軍隊がそんなことを考慮するはずがありません。そんなことでミサイルの標的から外すはずもないでしょう。看板を作るだけでも税金の無駄使いです。
 
 左翼にとって自衛隊は「体制側の暴力装置」であって、日本の共産化を妨げる最大の物理的障害と考えています。「平和都市宣言」や「無防備都市宣言」も左翼のそのような反自衛隊思想に由来するものであり、市民の平和への願いを逆手にとり、市民の間に反自衛隊感情を培うことを狙って左翼勢力が仕掛けていることは間違いないでしょう。
 
 私の学校時代の先輩で左翼思想に染まった人がいました。彼によれば外国が攻めて来たら、国民は立ち上がって自衛隊をやっつけに行くべきだというのです。なぜならば自衛隊が侵略軍に抵抗すると民間人まで殺される恐れがあるからだそうです。日教組によって教育された学生たちには、国を守るために戦うより、抵抗しなければ殺されないですむという考えが分かりやすいようです。自分さえ良ければよいというあさましい利己主義の塊のような考えを日教組によって幼いころから植えつけられた日本の大部分の若者は、戦って殺されるくらいなら、人間としての尊厳などかなぐり捨てて、進んで「奴隷の平和」に甘んじようとする卑屈で哀れな精神構造にされてしまいました。
 
 ところで、他国に支配された民族がどのような運命をたどるかは歴史を見ると明らかです。侵略国は被支配民族に自分が一番やりたくないことを押し付けます。
一番やりたくないこと・・それは戦闘で命を失うことです。従って、自分達の代わりに被支配民族を次の侵略の最前線に送り込むことになります。元寇の折、日本に攻め込んだ軍隊は指揮官が蒙古人で兵卒は大部分が高麗と南宋の人間でした。日本がマレー半島からシンガポールを攻略した際、戦った相手は英軍指揮下のインド軍、マレー軍が半分以上を占めていました。インド軍もマレー軍も日本と戦う意味を見出せず士気はまったく上がらなかったといいます。冷戦時代ソ連は支配下の国々の軍隊を自由に操り、ハンガリーやチェコの自由化を力で潰しました。さらにアフリカではキューバ兵がソ連に代わってアフリカ人を虐殺しました。
 
 即ち、他国によって支配されるということは、平和憲法など吹っ飛んで、「奴隷の平和」さえ与えられず、支配国の為に、支配国に代わって侵略の最前線に立たされるということなのです。自国を守るための戦いさえ嫌がって降伏した若者が、今度はいやおうなしに軍隊に徴収され、支配国に代わって他国を侵略するための先兵となって人殺しをさせられ、自分も命を落とすことになるのです。
 
 特に現代では共産主義国家に支配された場合にその可能性が十分あります。中共に支配されれば、日本の若者が強制的に徴兵されて日本人民解放軍(もちろん指揮系統はすべて中共軍が押さえている)が組織され、アメリカ軍と対峙させられます。日本国憲法など機能しない中共の支配下にある以上、集団的自衛権など生ぬるい論議が出来るわけも無く、万一の場合、全ては中共政府の命ずるままに中共軍の不沈空母となって戦い、アメリカ軍によって再び日本は焦土とされるでしょう。
 
そのときになって、日本は守るべきいい国だったなどと思っても後の祭りです。
以上の冷徹な現実を考えると、沖縄アメリカ軍基地の存在、日米安保条約の重要性、そしてなによりも日本人が「自分の手で自分の国を守る」この意義がよくわかるのではないでしょうか。とても「無防備都市宣言」などと頓珍漢なことを言っていられないはずです。
 
                                             以上