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松木國俊氏の活動報告
(東京都)

侵略を呼び込む第九条 H19-7-26
  
1.押し付けられた“反省文”
日本国憲法の内容は「戦勝国が書いて敗戦国に無理に押し付けた“反省文”」です。占領軍が占領体制下で被占領国の法律をいじること自体国際法違反であり、まして、被占領国に対し、“反省文”を憲法として押し付けるなどとんでもない話なのです。
第二次大戦の時点で、欧米白人諸国にたてをつける有色人種国家は日本のみであり、戦争に負けた日本が二度と再び欧米白人諸国の脅威とならぬよう、日本人の精神構造を改造して劣化させると共に、未来永劫一切の武力と戦う意志を日本人から奪う為の手段として反省文憲法を日本に押し付けたのです。日本は「ソ連やイギリスから天皇を戦犯とせよと強圧がかかっている、天皇を守るためにも即刻受諾せよ」と天皇陛下を人質にとって受諾を迫るGHQに対してなすすべもなく、占領下での不法行為と知りながらも、泣く泣く受託せざるを得ませんでした。従って、少しでも自国の歴史に誇りを持つのなら、独立時点で即刻破棄すべきであり、本来は昭和27年4月28日の独立回復時点で破棄し、大日本帝国憲法を復活させ、必要であれば大日本帝国憲法の規定に基づいて改正すべきだったのです。  

2.侵略を招く憲法第九条
戦後の日本の平和は日本国憲法第九条によって守られてきたと主張する人々が数多くいます。しかし憲法の条文で平和が守れるはずがありません。「憲法に“台風は日本に来るべからず”と書けば台風は来なくなるのか」との指摘は平和憲法支持論の矛盾を端的に示しています。人類の歴史が示すとおり、侵略や進出は常に“最も弱い部分”に対して行われるものであり、これは現代でも変わりはありません。従って、日本国憲法の「戦争放棄条項」は平和を守るどころか、実は “侵略を呼び込む” 最も危険な条項なのです。ここをしっかりと押さえておかねば改憲議論の本質が見えてきません。
21世紀に入っても世界は「戦争」や「紛争」だらけであり、残念ながらおそらくこの先数世紀たっても日本国憲法にあるように「諸外国の公正と信義に信頼して我々の安全と生存を保持しようと決意」することをもって戦争がなくなる時代は来ないでしょう。
現行の憲法を議論する上で最も留意すべきポイントは「9条のような侵略を呼び込む危険な条項があるにもかかわらず日本はなぜこれまで平和でいられたのか。今後ともこれで平和を守れるのか」という点なのです。

3.アメリカの保護国でよいのか
戦後アメリカが日本国憲法によって日本を“丸腰”にしたのは前述の通りですが、代わりに日本の防衛は全てアメリカが肩代わりすることを日本に約束しました。即ち日本国憲法とは「国防」という独立国として最も重要な機能の一つが欠けた欠陥憲法であり、日米安保条約とセットになってはじめて生命財産の安全を維持できるしくみになっているのです。これは現在の日本がアメリカの保護国であることを意味します。そして冷戦崩壊によってソ連という共通の敵が無くなった今、そのアメリカの「約束」すらも限界が見えてきました。中東で泥沼に足をとられたアメリカは、日本の現実的脅威である北朝鮮の核や拉致、中国の軍拡に対し、なんら有効な対応策をとろうとしていません。それどころか日本の頭ごなしに北朝鮮や中国と手を握る恐れすらなしとしないのが現状の姿なのです。
そのような情勢にあって、日本の選択として、これまで通りアメリカの実質的保護国のまま、どこまでもアメリカにすがって日本人の生命と財産を守ってもらおうとするのか、あるいは日本人が自分で国家を守る意志を明確にし、戦後レジュームから脱却して対等な日米関係を打ちたてると共に、中国や北朝鮮から侮られないだけの「国防機能」を持った真の自主独立国となり、世界平和にも積極的に貢献できる国をめざすか、これこそが憲法改正論議の焦点であり、日本の将来を決める重要な分かれ道だと思います。

4.日本人としての誇りと自信を取り戻すために
一部には日本が「防衛力」を持つと「暴走」するのではないかと過剰に心配をする人もいますが、なぜそれほどまでに日本人を信頼できないのか悲しくなります。日本は民主主義国家であり、自衛隊が暴走できるような仕組みにはなっていません。それどころか私たちの周囲を見回して、「外国を攻めてみたい」と本気で思っているひとが今の日本に果たしているでしょうか。今の日本は軍国主義から最も遠い国になっているのです。
日本人が日本人を信じなくなってしまったのは、戦前の日本を「侵略国家」と決め付けて日本人から誇りと自信を奪い取り、日本人の精神を劣化させるGHQの政策が戦後60年を経てその目的を「達成」したからなのでしょう。朝日新聞や岩波書店など左翼系反日マスコミや反日出版社の影響も見逃せません。
しかしながら私たちの父祖は断じて「血に飢えた侵略者」ではありません。明治維新から大東亜戦争にいたるまで、私たちの父祖は日本民族の独立を維持するために、血と汗を流しながら涙ぐましい努力をしてきました。その父祖のお陰で今日の私たちの生活があることは紛れもない事実です。日支事変(日中戦争)も大東亜戦争も決して日本が望んだ戦争ではありませんでした。もちろん試行錯誤もあり、外国との気持ちのすれ違いはあったかもしれません。しかしながら与えられた世界環境の中で、愛する祖国のために、愛する人のために必死で頑張って頂いた祖父の世代の「誠」を私たちが信じない   でどうなるのでしょう。
憲法改正についての私の考えは、先ず占領中に押し付けられた日本国憲法を即刻破棄し、大日本帝国憲法を復活させた上で、現在の状況にあわせてこれを改正するのが本来のありかただと思います。しかしながら現実的にこれが困難な状況下では、日本国憲法の改正しかありません。一刻も早く憲法を改正して普通の国なみの国防力を備え、日本人に自国をまもる気概があることを世界に示さなければなりません。そうすることによってのみ周辺国家から侮られず、アメリカとも対等の真の信頼関係を築くことができ、世界平和に主体的に貢献できる国になると思います。そして何よりも、日本人が日本人としての誇りと自信を取り戻すことが可能になると信じております。

                                    以上