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上島一彦氏の活動報告
(大阪府議会議員)

大阪の学力低下の原因について府教委に質問  H19-12-15

大阪の学力低下の原因について(全国学力テスト、大阪は45番目)、府教委に質問したところ、以下の回答が返ってきましたので、とりあえずご連絡します。    大阪府議会議員 上島一彦

<質問>
 10月24日、文科省は全国学力テストの結果を公表した。それによれば都道府県別の成績では大阪が小学校、中学校ともに全国45位と全国レベルからなかり低迷している実態が明らかとなった。
 学力テストの結果については、都道府県教委に域内の市区町村別と学校別のデータ、市区町村教委には学校別と個人別、各学校には学級、個人というようにそれぞれの関係データが文科省から提供されるが、公表範囲や個人データを手渡す時期については各教委などの判断にまかせられている。
 大阪の45番という結果は、教育関係者だけでなく、保護者や府民とっても大変ショックなものである。

@おそらく府教委をふくめて教育関係者は、前回の学力テストや大学入試センターの平均点から常に学力上位に位置していたこともあり、今回も上位に位置するものと受け止めていたのではないか?

A何故、45番目となってしまったのか、これからその分析と対応策を練る必要があるが、大阪府教員見解を問う。

Bまた、府民への情報公開は教育への関心をもたらし、必ず学力向上への動きに繋がる。府内の市区町村別と学校別のデータについても、積極的に府民に情報公開すべきだが見解を問う。

Cまた府教委の小中学校課の藤村課長は「現時点で、学力テストの結果を受け、課題を抱えた地域への支援を厚くしていくといったことは考えていない。あくまで学校教育の課題として受け止める」と新聞で述べている。これでは地域住民と一緒になった学力向上という視点が抜けているのではないかという危惧があるが、真意を伺う。

<回答>
@ 今年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の調査結果につきましては、小中学校各教科とも全国平均を下回るなど、大変厳しいものとなっており、真摯に受け止めております。

A 平成18年度実施した大阪府学力等実態調査の結果の分析からは、学力の形成には、「学校の取組み」「学習態度」「基本的生活習慣」「家庭での学習習慣」等の要因が複雑に影響しあっていることが明らかになりました。今回の結果に付きましても、詳細な分析を行い、何が欠けているのか、どのような取組みが必要かなど、課題
を把握し、学校、市町村教育委員会と連携して、保護者、府民の期待に応えられるよう、学力向上に向けて全力を傾注してまいります。

B 調査結果の取扱いについては、国の実施要領において、個々の市町村名、学校名を明らかにした公表は行わないことと定められており、府教育委員会としても、その要領に則り対応していきます。今回の調査結果は、児童・生徒及び各学校に返却されることから、全国の状況との関係の中で、成果や課題を把握し、それぞれの学力向上に向けた取組みの改善に役立てられるものと考えております。

C 取材に答えた趣旨は、「現時点では、分析中であり、どのような支援をしていくのかということについては検討中であります。そのため、具体的な支援策を示すには至っていない。」ということであります。子ども達の学力向上を図る上で、家庭や地域住民と連携して、学校教育を進めていくことは重要な視点です。今後、詳細な分析を行い、連携した取組みを進めてまいります。
大阪府教育委員会  小中学校課