平成13年7月16日

栃木県下都賀栃地区教科書採択協議会 教育委員各位 

 

適正な教科書採択のお礼とお願い

                                             

『教育再生地方議員100人と市民の会』

理事長 大前繁雄

 

  時下、栃木県 下都賀地区教科書採択協議会 教育委員各位、におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。私どもは、『教育再生地方議員100人と市民の会』と申しまして、全国で現在約250名の都道府県市町村議員が参加し、多数の一般市民を会員として、日夜、教育正常化に取り組んでいる任意団体でございます。
  さて、このたびは、韓国、中国の修正要求などさまざまな報道がなされた中で、採択の最終的な責任を負っておられる皆様が、先入観を排し、厳正中立を守られ、扶桑社版教科書の優れた点を冷静に評価していただいたことに敬意を表します。
 私どもは言うまでもなく、特定の出版社を利するために今回の検定、採択の過程を注視している訳ではなく、皆様が、内外の圧力に屈せず、厳正に、学習指導要領の観点に立って採択を行って下さる事を念願いたしておりました。私どもの見解からいたしますと、様々な内外からの批判とは逆に、学習指導要領の観点にもっとも忠実に記述が為されているのは、歴史、公民に関しては扶桑社版の教科書であると思います。よって、このたびの採択に関し、深く御礼を申し上げる次第でございます。
 今後尚、最終的な採択決定に至るまで、曲折は多少あろうかと存じますが、特定の政治勢力などからの圧力に屈せず、教育委員としての皆様の良識と、学習指導要領の精神のみに従われて、今回の決定を貫き通していただきたく、ここに心よりお願い申しあげる次第です。
 教育は国家百年の計と申します。皆様方の良識に日本国家の命運はかかっていると言っても過言ではないと存じます。採択を決定されるのは皆様方であり、決して現場教員や、事務局ではありません。
 つきましては、皆様方の採択区のみならず、貴県各地の教育委員会全てに関しても、
採択を厳正、公正な態度で、学習指導要領にもっとも忠実な教科書を採択していただけますよう、教育委員会事務局に対し、皆様方からの特段の、強力なご指導をいただけますよう重ねてお願い申しあげます。