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近藤将充氏の
活動報告
(船橋市民)

 シーファー駐日米国大使に対日非難決議に関し要望書   H18-9-23

 私は千葉県船橋市に在住する近藤將允と申します。
大使が日米同盟の強化並びに両国の友好発展のために、日頃ご努力頂いていることに深甚なる感謝の意を表します。
さて新聞によりますと貴国のエバンス下院議員(民主党)らは、第二次世界大戦中の慰安婦問題をめぐる対日非難決議案について、国際関係委員会(ハイド委員長)での13日の採択に続き、下院本会議での採択を目指す方針を示したと報道されております。
記者会見でエバンス議員は、「戦前・戦中に20万人を越える女性や少女が日本政府により性的奴隷とされたことは、これまで最も無視されてきた20世紀の国際法と人権の蹂躙だ」と発言しております。
同盟国に対するこれほど事実に基づかない偏った恥ずべき発言が、選良たる下院議員から発せられたことに深い憤りとアメリカに対する不信感を抑えることができません。
軍隊と性に関しては、道徳的問題を孕みながらも古今東西切っても切れない関係にあることは、大使もご承知のことと思います。
その限りにおいては、日本軍も戦前・戦中慰安婦を必要悪としてきたことでしょう。 それは貴国においても同様であります。
今回のエバンス発言を深刻に感じているのは、日本政府、つまりは日本の国家意思により女性を性の奴隷にした、という点にあります。
これは日本及び日本国民に対する最大の侮辱であり、到底許しがたい行為であります。 同盟国とその国民にこれほどの恥辱を与えるからにはエバンス議員は、その明確な証拠とそれに基づく日本国民への説明責任の義務を果たすべきであると思います。
慰安婦問題は、学者の地道な調査・研究や当時を知る軍人や民間人などの証言により事実無根であることが証明され、日本国内においては中国・韓国による恣意的な歴史歪曲問題に過ぎないとの認識が、一部の反日メデイァ・反日団体を除き国民の間に定着しております。
エバンス議員は、慰安婦問題を追及する在米韓国系団体「慰安婦問題ワシントン連合」(ソ・オクチャ会長)との連携も強めているようですが、一方の当事国である日本での実態調査を実施した形跡もありません。
特定の団体が垂れ流す情報のみを根拠に、友好国に対する屈辱的非難決議を推進するエバンス議員の対応は、極めて不公正であります。
特に許せないのは、「(日本政府の行為が)これまで最も無視されてきた20世紀の国際法と人権の蹂躙だ」という発言です。
エバンス議員のこの暴言は、日米両国にとって不幸なことに、日本人が心の奥底にしまい込んでいたある記憶を怒りとともに呼び起こしました。
約60年前の極東国際軍事裁判で貴国のブレークニー弁護士は、「この法定の被告席に座るべき人間がいない。 10万人以上もの一般市民を殺戮した東京大空襲、二度の原爆投下、これらを計画した者、命じた者それを実行した者がいない。 彼らこそ人道に対する罪で裁かれるべきだ」と、この裁判の欺瞞性を鋭く指摘しました。 ウエッブ裁判長が慌てて日本語への同時通訳を中止させたことでも分かるように、ブレークニー弁護士の指摘は判事並びに検事側に大きな衝撃を与えております。
私ども日本人は、このブレークニー弁護士の発言にアメリカの良心を見るとともに、彼の発言の正当性を強く記憶に留めました。
1983年に東京で世界の国際法の専門家による「極東国際軍事裁判」についてのシンポジュームが開かれ、多くの専門家からこの裁判の違法性が指摘されました。 このシンポジュームには当時の判事の一人であったオランダのレーリンク元判事も出席し、この裁判の国際法違反について自ら証言をしております。
「20世紀で最も無視されてきた国際法と人権の蹂躙だ」の発言は、アメリカを筆頭とする当時の連合国にこそ当てはまると、エバンス議員に伝えていただきたい。 彼が無知ゆえにこの暴言を吐いたのか、或いはまた政治家としての思惑による意図的行為なのかは知りませんが、いずれにしても友好国に対する許容限度を超えた発言であることに変わりはなく、このような人物が下院議員という重要な地位にあることは、日米両国にとって大変不幸なことであります。
今回のエバンス議員の暴言並びに対日非難決議推進の方針に対する私の思いは、多くの良識的日本人の思いでもあると確信しております。
大使閣下には、この日本人の思いを貴国の政府及び議会にお伝え頂きたく思います。 またエバンス議員には、非難決議の前に訪日して関係者への聞き取り調査をするよう要望いたします。
アメリカとの友好の大切さを従来も、またこれからも願っている一日本人として一言申し上げました。
シーファー大使の益々のご活躍と貴国の隆盛を祈念申し上げます。