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三澤 廣氏の活動報告
(作家)

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本質は変わらない (H30-7-10)

 「大局を見失うまい」というキャッチフレーズだけ覚えていて、いつのことだったか、何のことだったか憶えていませんでした。インタネットでヒットしたら書いてみようと思って試したら簡単に見つかりました。悪いことはできないものです。二〇〇二年九月二十二日のことでした。
その五日前に、金正日が小泉訪朝団に対して、日本人を拉致していたことを告白しました。それに対して、朝日新聞の社説が論評を書いたのです。小見出しが「大局を見失うまい」でした。あれから十三年になります。自慢するほどのことではありませんが、小見出しを見て、何が書いてあるかを一瞬にして悟ったことを思い出します。もちろん、「拉致のような些細なことを問題視して、日朝国交回復という大事を忘れてはいけない」と説いたのです。
さらに遡って、一九八四年の事件も検索したらすぐに出てきました。「煙幕・毒ガス・朝日」だけで見つかりました。朝日は、中国で日本軍が毒ガスを使った証拠写真を掲載しました。ところが、すぐに、実は渡河作戦の際に煙幕を張ったに過ぎなかったということが判明したのです。このとき、朝日は、日本軍が残虐行為を行ったことは事実なのだから、証拠写真が間違っていたとしても、「大筋において正しかった」と開き直ったのです。
子供のときから朝日を読んでいるから、今さら裏切られたとは思いませんでしたが、日本のジャーナリズムはこんなものだったのかというショックを受けたものでした。捏造証拠を提出して逮捕させた被疑者が冤罪だったと判明しても、泰然として、「あいつはもともと悪い奴だから、逮捕されても、俺が負い目を感じる必要はない」とは、こんな無法があってたまるものか。
この「大筋論」と「大局を見失うまい」は、二〇一四年、強制連行捏造を認めた際の杉浦信之編集委員の「本質は変わらない」と全く同じ手法です。
「本質は変わらない」を読んだときには、こんな開き直りは朝日の傷を深めるばかりなのに、と首をかしげたものですが、これに関してだけは、杉浦氏の方が私より読みが深かったようです。さすがに大朝日の編集委員。
いまだに、朝日教の信者は、「慰安婦がいたのは事実なのだから」とか、「これは女性の人権問題だ」とか言って弁護します。「本質は変わらない」の説教を鸚鵡返しに繰り返しているのです。杉浦氏は、相当なレベルで目的を達成しました。理屈にならない理窟だと自分で理解しながら、今頃は「愚かな読者は見事に騙されてくれた」とほくそえんでいるのでしょう。
「振り込め詐欺」と変わらないようなこの詐欺師的ジャーナリズムは、まだまだ国民を騙し続けるのでしょうか。朝日の犯行は確信犯です。国民を嘲弄しながら、同じ手法で嘘をつき続けるのです。
話は違いますが、「天声人語書き写しノート」が三百万部売れたと聞いて、私は虚脱感に打ちのめされています。(一時期の数字。今ではもっと売れているでしょう)