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蓮坊公爾氏の活動報告(基)
(文芸評論家)


 令和2年度
  令和3年度

 令和元年度

R2-3-21「熟読玩味」
大川周明博士(インド哲學・イスラム學に造詣深い)の名前を聞き、北一輝同様の国粋主義者、
亜細亜主義の偏屈と穿った見方は、甚だ危険である。
大川著『世界史』毎日ワンズ刊・1400円−に接し、ヨーロッパの歴史を語り日米戦争の必然性を
述べて居るのが鋭い。察すればだ、石原莞爾将軍が『世界最終戦争』毎日ワンズ刊1080円を著し、
日米戦争の実証を描いた戦争論と同一だと云える…。叉お二方、山形県酒田市の御生まれも何やら
誠心風土に因る影響を与えられたのかも知れぬ。知的好奇心を満足致すべく名著である。
昭和十年代にかくなる〈日本の前途〉を予見する書が書かれていた。
我レ貴重ナ現実ニ敬服イタス。拝きみちか



R2-3-17《新刊紹介》
『マルチグラフト』神本秀爾・岡本圭史編、集広舎本体2182円。
マルチクラフトとは、接ぎ木の造語だと云うこと。幹に別枝を挿し多種な花を咲かせ楽しむ。
多様な価値観(宗教を含)を有するあらゆる国家に於いて、独善排他意識を止め「人類的感性を移植」する−共存へのオマージュが述べられて居る。
本書は、二十一のエッセイとショートエッセイ二点を網羅して居る。
国境・難民、民族紛争や教育−魔女の問題点。地域社会に於ける融和等、多面的複眼で真摯な人間を見つめる視線は、文化人類学を柔軟な実証主義にて掲示してをる。
〈解る〉を前提として理解する読者の為に、短文で豊かな内容を載せたのである。難解な解らない−わかる豊かさへと導いてくれる…。
ウチナーンチュ(沖縄出身者)とヤマトンチュ(日本人)の日常の相違。チベット人の民族高揚とインド国籍取得を求める仲間との屈折したパトリシイズムの側面。
土着宗教を異端と排し、一神教の価値を文明の神髄とうそぶくクリスチャニズムの毒矢。固執した人間の頭脳構造を、柔軟にほぐすのも筆者たちの努力の賜物である。
「偶然の出会いの連鎖を楽しむ」(小西賢吾)−此の本にて発見
出来ると云いたい。
話は少しそれるが、吉本誉絵女史(『日本は本当に和の国か』著者)がノースダコタ州立高校に留学中、食前「アーメン」と祈る白人を真似るが小さく「いただきます」と言ったとき、此れを聞いたアメリカ人が、〈食物への感謝〉する日本人に感動、以後「いただきます」と言い、今に至るそうだ…。
これぞ正しく〈出会いの連鎖〉の端的な一例である。拝きみちか



R2-3-8「熟読玩味」
《最新紹介》個性派「日本講演新聞」は、講演を御披露致す楽しい新聞である。
3月2日号オピニオンエッセイ・社説(水谷もりひろ魂の編集長)−「自己紹介はその前の御辞儀で決まる」は、優れた内容に敬服したね…。
真っ当な御辞儀を五種類掲示、状況に応じ使い分ける。やたら握手するボンクラの対極に在り、禮節の極みだ。
昨今の日本人は、謝罪を例に上げても、角度を十度位傾け上目ずかい。政治家・財界人の人間性は、限り無くゼロに近い。拝き



R2-2-20《新刊紹介》
『素直に行動・素直に生きる』斎藤信二著、高木書房・定価1400円。
副題に「私、本氣なので」とある…。長原和宣氏の生涯を描いた第二弾である。
長原氏は、高校でヤクザの世界に足を踏み入れ薬物乱用に溺れ牢屋に。
然し、毒を食らいつつ自分の道しるべに慧眼「自立再生」。長原和宣は会社経営に邁進、生涯を照らし、病める人々に一灯の光明をもたらす。
自らの体験を少年院で語る時、熱き血潮が伽藍に木霊する。〈願う〉は「待ちの姿勢」であり実現したい姿〈夢〉を描き、自分に出来る事を全力投球すべしと語る。邪念を排しダメ人間の殻を破り捨てよと。
其の根源に去来致すのは、祖父林造「如何なる困難をも克服しうる実力を具備した子供を教育すること」−教育者の真顔が覗く。此処には、我が国のダメ行政(一人にパソコン一台・紙切り型のカウンセリング他)子供と向き合う情操の欠落。
「正しいといえる勇気、意思表示ができないのは大きな欠点」(長原)、長原氏の阻害された人間(子供を含め)への真摯な愛情は、確固たる実証信念の裏付けに基づく。
屈折した若人に安らぎと希望を与えてくれる。地の通う言霊の響きは、手鏡の【人生訓】であり人生の羅針盤だね。
學者の卓上の空論、言葉遊びの対極にある。故に、倫理法人会や教育団体等での講演依頼(101回)をこなすのも納得がいく。
〈有言実行〉の秀英と呼びたい。此れ程迄に人間の内面を照らす名著は、誠
に少なく−敬服致す所存である。拝きみちか



R2-2-10《新刊紹介》
『「新聞記者」という欺瞞』安積明子著、ワニブックス・本体1300円。
社会の木鐸、言論擁護の救世ー〈反権力〉をキーワードにペンを武器に振り下ろす…。
其の行為が記事として社会を動かす時、「第四の権力」者の頭上に燦然と耀くのは、マスメディア(記者)としての寵児感覚である。
其れが、真っ当な〈真実の探求〉為る健全思考ならばだ祖国への貢献足り得る。然し、記事そのものが自虐や日本憎悪ー旗振りで有ったなら、猛毒以外の何物でもないね。此の毒キノコを喰わされた日本人は、泣きっ面に蜂。
反日キャンペーンを率先して垂れ流す…。そうした一人に望月衣塑子・東京新聞記者が鎮座致す。此の自由の女神が悪女なのは、「報道の自由」に名を借り〈国民の代表〉為る思い上がりにある。
此の姿勢は独善であり、自ら脱リベルテだと云う事。何故なら、左傾東京新聞の対極に或産経新聞をも国民の代表と観る読者も居るからだ。

「欺瞞」の渦を正論と勘違いする望月記者の本質「報道する側のエゴで国民の知る権利が歪められる様になっているなら《メディアの存在する意義》さえない」・安積。此の真摯な分析に頷き、「小さくない一石を投じた」フリージャーナリスト安積明子女史に感謝したい。拝きみちか



R2-1-20《新刊紹介》
『移民・難民』川口マーン恵美著、グッドブックス・本体1400円。
川口女史は、ドイツ在住の著名作家である。
EU共同体に於ける〈移民と難民〉の問題点をドキュメント、母国日本の将来を鳥瞰した貴重な書が此れである。
特にドイツに於いて人権擁護と他民族同化の容認ー絶対の性善と観るメルケル首相とマスコミ。グローバリズムと反一国絶対主義の天秤をキーワードに、全てを受け入れる。
此の価値基準が病的に迄高まり、アフリカやイスラム圏。最大トルコ系移民の坩堝とかす。
暴徒化するアラブ人の狂喜を横目に、其れを取り締まる事が移民への差別(NGOと犯罪組織の連帯)と見なす緑の党他。
イタリア・トルコ経由にて移難民の大移動(二百万以上)を黙認するドイツ政府。
国境なきEU諸国では、犯罪者でも自由を謳歌できる。尤もオルバン首相(ハンガリー)の様に、移難民を厳格化する国もある。然し、此の姿勢も無くアナーキィな行政を平然と行うメルケルの危険性。其の根拠は「ドイツ基本法」ードイツが擁護するー。結果、5人に一人が外国系と為る。何しろ〈難民善・極右政党Af D悪〉の観念が闊歩する国柄だ。
我が国の穿った独善メディアの自虐も然り。愛国者である恵美女史は、此の現状をを日本國の将来として、超高齢化と人工減少の歪な姿と把握。ニセ難民が日本の国土を蹂躙する。為れど、母国送還は、母国承諾が居る。
ノー天気な政治家・財界人は、経済への貢献を期待するだけ。「治安の悪化・伝統破壊」(川口)ー虫食いの国防等、深刻な事態は想定外の亡國をもたらす。
日本国人口一億二千万、外国人二百万。増加を更新し不法就労も増加。だが安部幕府は黙認する。
「外国人の日本国籍付与は慎重に」と、川口女史の慧眼に脱帽だね。拝きみちか



R2-1-20《新刊紹介》
『南京事件の真実』池田悠著、展転社・本体1200円。
「南京大虐殺」の虚偽に関しては、鈴木明・阿羅健一や板垣正事務局長(「大東亜戦争の総括」)他、真っ当な歴史検証は成されてをる。
筆者は、其の路線に独自の光を投射して居るから敬服致す。其れは、支那・国民党蒋介石と夫人の栄美齢(米国で人気を得る)が共に熱烈なプロテスタントだと云う点が重要(新生活運動)ー蒋介石理念の実践に邁進。
南京安全区を管理して居る国際委員会(十四人アメリカ人プロテスタント)。ロシアやオーストリアは退散。ドイツ人ジョン・ラーべが委員長を努める。「ラーべ日記」は有名だが、単なるお飾り人形に過ぎず米国宣教師の独壇場。
故に、著者池田は〈アメリカ宣教師史観〉為る副題を付けたのも頷ける。
南京残留の米国宣教師団(全国キリスト連盟)が嫌日本の狼煙を上げ、中国兵に肩入れ、真実を封印「日本軍の南京市民に対する恐怖政治」(池田)捏造した。
蒋介石自身〈外交は宣伝〉と豪語、国際宣伝(支那映画制作、写真を米国で上映や展示)に邁進。結果、日本軍人の蛮行〈虐殺〉だとする偽りの情報が独り歩き。極東軍事裁判にて承認される。南京戦責任者・松井石根大将の死刑確定せり。
池田曰く「客観的第三者」が歴史改竄の巣窟《アメリカ宣教師》だと云う事。此の蛮行は、神をもたぶらかす暴挙であり、関白秀吉の時代からバテレンの危険な火遊びが日本の國體を歪めている。
独裁者習近平〈南京大虐殺三十万〉為る捏造が今日も黙認され、安部幕府は、国賓として来日させる意気込みだ。
戦後、一貫として変わらぬ我が国《自虐史観》の激流…。
本書は、新たなる視点で真相解明される目から鱗の名著と呼びたい。拝きみちか



12-12「熟読玩味」
《新刊紹介》
『世界最終戦争』石原莞爾著、毎日ワンズ・本体1080円。
本書は、筆者「最終戦争論」及び「戦争史大観」をまとめたものである。
石原参謀と云えば、満州事変(満蒙保護とソ連への防御)にて満州建国の立役者。226事件の時、斎藤瀏予備少将(歌人・行動派に同情的)を揶揄。有名なのは、東条英機首相を上等兵と呼び左遷させられた事。
こうした表面的現象のみを捉え、単なる戦争犯罪人為る侵略の尖兵の烙印を押す。其れは、甚だ軽率なる無知である。
【本書に寄せて】ー福井雄三東京国際大教授ーが述べる如く多極的複眼を兼ね備えた戦略家だと言うこと。
石原理論を熟知致せばだ、著名なドイツのクラウゼヴィッツ『戦争論』に勝るとも劣らぬ地政学に沿った一念天に通じる名著であると。
人類の歴史は戦の連続である。〈東洋の王道と西洋の覇道〉を鑑みるならば、我が国の立ち位置は五族をまとめる。東亜連盟(民族協和)の結成もそうした思いに基づいて居る。
支那との関係を良好に、避けて通れぬ米国との「最終戦争」に備える。西洋覇道主義への道義の皇戦と解する。
全体主義を否定、道義心を重要視した石原中将の心意気。更に短期決戦は空中戦が主体と為ると。又結末は、科学爆弾・原子エネルギィによってもたらされるそうだ。戦争終焉を予言してもいる。
此の時点で〈怪力光線〉を語ってをる。
石原中将は、田中智學・国柱会に属し、「立正安國」に拠る国家覚醒を唱える日蓮宗徒である。
石原莞爾は、昭和二十四年八月十五日・還暦(日蓮聖人と同じ)酒田市にて死去。当日は、東亞新秩序を讃えインド哲学に造詣が深い知友大川周明博士も詣られた。
戦史・軍事學、石原莞爾を研究致す敬虔なる学徒には、手放せぬ資料である。併せて『大川周明「世界史」』・毎日ワンズ刊を絶讚する。拝きみちか




R1-10-25「熟読玩味」
八幡和郎氏の新刊『ありがとう反日国家韓国』(11月10日発行)・ワニブックスの文中、
〈韓国への対抗〉として、「韓国大衆文化流入制限」をうたって居る。
テレビでは、韓流ラブロマン、はたまた韓国宮廷の歴史迄ドラマ化、垂れ流しだ。
母国の歴史を語らず韓流を流す。此の異常性をメディアは無視。そう云えば、ハロウィンの
ばか騒ぎ然り。我が国とは、何ら関係ない〈ケルト人〉の御祭りだ。
金に為るなら何でもありー嫌な世相だね!拝きみちか



October 22, 2019「喜怒哀楽」
謹啓、「即位禮正の儀」おめでたき祭事に存ぢ奉ります!こふした中、バテレンの亡國日本人が、
「政教分離」に違反、天皇陛下を神と崇めるー反対声明を出し、即位の令に難癖をつけた。
馬鹿な一神教徒だね。〈神の概念〉が理解出来ぬ輩だ。拝きみちか



October 10, 2019 爾「熟読玩味」
《新刊紹介》
『世界のニュースを日本人は何も知らない』谷本真由美著、ワニブックス・本体830円。
他国と遮断された我が国では「多民族との接触が少なく情報の流入が限られている」(谷本)。
其れは、日本メディアの閉鎖性と日本人自ら海外への思い(好奇な眼)が欠落してをる…。故に、危機意識(国防を含め)が希薄と為る。
メディアで氾濫するのは、芸能ゴシップや暴食グルメの類いだ。
私事で恐縮だがBBC.NEWS(午前8時)を観れば、此の差は歴然だね!
此処では、緊迫する〈世界の動き〉が語られて居る。筆者曰く、世界に眼を向け「本当に重要な事を探す」探究心を持つべきだと。
其れには、信頼できる情報ソースの見極め、政府・研究機関等、発信を精査すべきである。又、知識の幅を拡げ判断能力の向上を呼び覚ます為には〈読書量を増やす〉必要がある。テレビ放送したからー鵜呑みの危険性も指摘する。
此れは、日本人によく診られるパターンである。広い視野で世界の動向にアンテナを巡らすことを奨励して居る。
筆者は「アメリカ人は信仰心が強い保守的・オランダ人はケチ・イギリス人は特に借金大好き」他、国民性(文化論)も掲示しているから勉強に為る。
座右の書としつ、生活の羅針盤たる良書だと云うこと。拝きみちか



October 8, 2019 「熟読玩味」
高山正之氏の著作はズバリ本音のみ。故に、一気読みしてしまう。『習近平は日本語で脅す』新潮社もそんな一冊だね!
最終章に「中国好きもいい。でも危ないものは危ないと知らせる」ー其れは新聞の義務だと云うこと。此の危険な国家に、〈建国70年〉を祝う祝電ーまさか安部首相が贈るとは、何を考えて居るのか。そう言えばだ、北朝鮮にも甘く為った。拝きみちか



September 29, 2019 爾「熟読玩味」
《新刊紹介》
『世界史で読み解く「天皇ブランド」』宇山卓栄著、悟空出版・本体1500円。
一般的なブランドは、個人所有物や企業製品の格付けに或。為れど、筆者宇山氏は、我が国独自の権威象徴としての天皇(スメラミコト)を〈日本国ブランド〉と位置付け、世界に類無き祭祀(神道儀式)を行うシャーマニストと分析。故に、国王(キング)と異なる皇帝(エンペラー)と認識。然し、「てんのう」と直線的に述べる事も良しと致す。
世界に君主は27人をられるが、初代神武天皇より令和陛下迄126代皇統致すのは、日本だけである。
激動する体制の中で、ブルボン王朝(仏)・ロマノフ王朝(ソビエト)等血塗れた武力にて抹殺されし国王も多い。
天皇は、此の範疇に在らずしてやまと民族の崇高な誇りだと云うこと。
第一部「世界史の中の天皇」で立ち位置を述べている。第二部「世界の王室」ー継承問題に言及、天皇の継承も掲示。又、天皇と神道の繋がりをも話して居る。
宇山曰く「日本の豊かな自然の中で人々の心や社会に浸潤してきた。伝統・慣習の累積」。結果として「令和」迄綿々として継続。此の独自性が日本の御皇室の権威と為す。
世襲の天皇は、教皇・イエスの代理とも異なる…。
宗教的見地からも指摘する。世界唯一の御存在だと云うこと。
こうした様々な観点を鑑み、陛下を読み解く本書ー高校生から読みこなせる日本人必読書である。
我が国程、学校教育に於いて日本国の独創的歴史観(宗教も含め)意図的教えぬ国は、皆無だ。其の一点に的を絞り風穴を開けるべき名著である



September 27, 2019「喜怒哀楽」
祝「岡山学芸館創立六十年(令和元年)」
同志・森靖喜ー森教育学園理事長依り、記念の「日本人精神をつなぐ」冊子他を戴いた…。
初代嘉吉氏(設立昭和三五年)。建学精神は「文武両道」を尊ぶの心魂に或。故に学園の信条は、〈郷土を愛し愛国の心を大切〉にする事に尽きる。当然ながら靖國神社への参拝も含む。
然し、国粋に固執する人間形成とは対極だ。豊かな教養と知性を研き個性を伸ばすべく理念を啓示致す。
此処から覚醒出来るのは、正に黎明致す明治人の祖国への恋闕の高ぶりそのもの。
躍動する若鷲の飛竜の逞しさと誠実さが育つ。
吉田松陰(松下村塾で育む人材)や福沢諭吉・新渡戸稲造、内村鑑三の敬虔な祖国愛。自虐や歪み、そして教育退廃がもたらす殺人増加する昨今の日本。
すべからく屈折した日本人の是正は、道義啓発に或。
〈あるべき人間の真髄〉ー更なる岡山学芸館の悠々たる姿に、我レ期待スル。合掌。



R2-9-23「熟読玩味」
弦書房『広田弘毅の笑顔とともに』ゆたかはじめ著の文中「昔の人は〈謦咳に接す〉という難しい言葉をよく使った!偉い人は〈咳払い〉ひとつで人格がわかる」と…。
昨今の政治家・財界人の人格(文学博士・井上哲次郎が始めて使用)は、限り無く貧相、品がない面相だね!
「表現の自由」を振りかざす、大村秀章知事(愛知県)も気品零だ。昭和天皇陛下の尊厳を無視。
品格は、顔に表れる。悪代官は、百害アッテ一利



2019-9-5「熟読玩味」
《新刊紹介》
『世界は強い日本を望んでいる』ケント・ギルバート著、ワニブックス・本体1600円。
自我を全面に出さず(他者と論争を好まぬ)汝を先ず信用する。
此の性善説(人間の本性は善・孟子)を好む日本人の心性は、時として災いを招く。左翼マスメディアの情報を鵜呑みにして日本の加害行為に謝罪、支那・韓国に詫びる。ノー天気の空気に汚染され自国の国防を封印、米国に依存する体質。
共存主義為る「和」を好む日本民族には、我をアピールする個人主義は無いのだ。「国益を守る」(ケント)には、自己慧眼し正しい情報を傍受する心魂が重要と指摘する。
筆者は副題として「嘘つきメディアにグッドバイ」を載せる。毒矢は、言うまでもなく「朝日新聞」(ウソの紙面)・「NHK」(左翼メディア)であり、全国に配信依存(地方紙他)仕掛ける〈共同通信〉や我が国独自の「記者倶楽部」ー独善的情報発信の虚偽による自虐。
其の殻を破る時、真実の扉が開くのだと云うこと。国益の何たるかに目覚めれば、母国を揶揄する愚に気付く。そうなる日本を亜細亜諸国等も望んでおる。
モルモル宣教師として来日したケント氏は、ジバングの素晴らしさに魅せられ(アインシュタイン博士同様)、濁った空気に清風を吹き込む活動をしている。
憂國の救世士の正論が迸るのである。拝きみちか



2019-8-31  「熟読玩味」
《新刊紹介》
『国会という茶番劇』足立康史著、ワニブックス・本体880円。
「足立康史」衆議院議員イコール〈暴言〉常習者ー此のようなレッテルを張るメディアや議員こそが、狂った果実為る馴れ合い「茶番」。極楽とんぼの政治(立憲民主党から自民党迄)を行って居る。
欺瞞の猿芝居と真摯に向き合い日本の明日を掲示致す。其れが真っ当な政治家だと云うこと。
新しい政治とは、靖國参拝やスパイ防止法他、国益に則る重要法案。此れを放置する無責任政治家が我が国のガン細胞。
ズバリ指摘したのが武人・足立である。だと云える。此処には、一片の邪気も無く、憂國の情念に駆られた正論がある。
東京一都集中の弊害を語り、御皇室の藩併足るべき認識に基づき皇統の明日に覚醒する。
万年野党・枝野立憲のヌエ的体質、共産党の問題点を一刀両断ーつまり、現代の浜田幸一議員だね!
多人数の顔色を伺うカメレオンが闊歩する永田町商店街。税金泥棒議員が蔓延する中、本音で斬り込む足立康史に敬服すべく、一服の清涼をもたらしてくれる。拝きみちか



2019-8-15  「熟読玩味」
令和元年八月十五日、敗戰日。『パール判事の日本無罪論』田中正明著、小学舘・本体800円を再読致す。
ラダビノード・パール判事(印度)は、極東國際軍事裁判に於いて「現在の国際法には、戰爭そのものを犯罪と認める規定及び処罰条項も存在せぬ」。依ってパール氏は、被告人全員無罪(俗に呼ぶA級戦犯)を主張した。
先勝國(連合軍)に因る一方的・無謀な日本叩きを報復と否定したね。
田中氏は、パール判事(此の状況)と真摯に向き合い警世を発してをる。
以前、慧文社から刊行為されし本書は、絶版ー今回、新版として陽の目を見せたのは、感慨無量だ。「パール詳伝」と百田尚樹の寄稿文も有り難い。
ー日本憎悪為る穿った歴史認識が、戰後七十四年の時点に於いてすら、深く沈澱し、此の状況が正論に成って居る。
無謀な悪夢が、日本人の誇りを蝕んでいる。筆者の情念が、一服の清涼を齋してくれると、期待してをる。



July 2518, 2019  熟読玩味《新刊紹介》
『増補版これでも公共放送かNHK!』小山和伸著、展転社・本体1600円。
NHKはコマーシャルが入らぬ。ニュースに信憑性がある。放送法為る国会承認を受けて居るから信憑性が高い。
此の錯覚(幻想)為る性善説は、朝日新聞絶対という自虐にどっぷり浸かる自己正当性と同罪でしかない…其の甘い夢を剥がし、亡國と左傾の実態。受信料の強要微収と肥大化組織社員(平均年収1750万円)の拝金悪に鉄拳を下したのが筆者・小山氏の憂國の正論だと云うこと。
韓国からの軋轢(性奴隷容認)竹島や尖閣諸島の支那容認。反日報道「ワールドウェイブ」の拡散、昭和天皇批判等。
反日メディアNHKは、国会審議に於いて、日本擁護、真実慧眼を語る政治家発言の無視、放送遮断の暴挙に出た。此れは放送の中立性を著しく離脱する蛮行だが、放送の自由を楯に逃げた回答を寄せる。「自分の国の悪口雑言を語り続けるメディアが一体世界の何処にあるというのだろうか」小山氏は憤懣してをる。
幾ら経営委員会に保守派文化人を起用しても、制作は別だと云うこと。
然し、「良識派委員は経営サイドからの解体ビジョンを働きかけて欲しい」(小山)
正に明日のNHKを述べている。
肝臓肥大NHKの民営化も1手段と著者は察する。其れで親方日の丸特権・利権組織に風穴を開けられればだ、祖国日本の御為だと観る。
メディアの確信的偏向に鉄拳を加える武人・小山和伸「メディア報道研究政策センター」を絶讚致すのである。故に、本書を鑑みて欲しい。拝きみちか



R1-7/21   喜怒哀楽
『ジャパン・ストーリー』・日経BP社。筆者ジェラルド・カーティス氏は、1964年に初来日、平成迄55年間我が国の政治変貌を見聞、集約したのが本書である。
氏は、ドナルド・キーン氏同様にコロンビア大學名誉教授。専門は日本政治。大平正芳記念賞を受賞、日本国際交流センター理事を勤めたー正に日本を知り尽くした人物だ。
…頷きつつ〈疑問符〉が残った。
其れは、現憲法を「平和憲法」と讃えてをる事だね!この世に「戦争憲法」が不存在である如く、〈平和〉憲法も欺瞞だ。我が国に存在したのは大日本帝國憲法(欽定)であったし、戦後は日本国憲法(占領基本法)だと云うこと。
昨今の風習として、やたらと〈平和〉を持ち出す輩(河野洋平他)が居るが、此れは偽りである。カーティス博士は著名だ。故に、甚だ残念である。拝きみちか



July 18, 2019  熟読玩味
『三島由紀夫全集』42巻〈年譜〉を再讀していたら昭和四十二年・2月28日「中国の文化大革命は〈學問藝術の自由を圧殺〉」…抗議声明を発表(三島・川端・石川・安部)した。つまり、限り無く言論(表現の自由)に敏感な作家は怒る。
他民族を弾圧する習近平支那共産党は、益々傲慢に為る。言論弾圧に邁進。為れど、日本ペンクラブや人権派弁護士。無能政治家は黙りだ。
狂喜な日本人にはう



July 9, 2019   熟読玩味
《新刊紹介》
『アインシュタインの旅行日記』アルバート・アインシュタイン著、湖上司訳。草思社・本体2200円。
アインシュタイン博士が日本に来たのは、1922年(大正二年)改造社・山本実彦氏の講演依頼に依る。
異国情緒溢れる神秘な國ー其の源風景は、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の影響もある。為れど西洋諸国・個人主義の対極国民と観て居た。
日本人為る庶民と接する内に「皮肉や疑惑とは全く無縁」ー謙虚で知的、思いやりがあり、責任感が強いー家族の絆をも讃えて居る。農耕民族の「自然との愛・調和」耽美・叙情性を美点と称賛致す。其れは、幕末に訪れしペリィ提督も庶民の礼節を重んじ、純粋な素行に敬服してをった!
自然を征服し、自我の発露を極限迄高め、他者との軋轢に苦悩する西洋人の自己主張。此れに慣れ親しんだ異人さんには、〈調和〉と安寧を旨とする大和民族の有り様に敬服するのは当然の成す技である。
「令和」に生きる日本人への戒め「異質の文化の氾濫は危険な事。自国の独自の価値観が安易に軽視され、忘れ去られてしまう」。そしてー日本の伝統・芸術と倫理観ーは、ヨオロッパよりジバングが優る。敬愛する詩人・土井晩翠にも文化崩壊の愚を語ってをる。
他者を慈しみ、自然と同化した日本人気質を、アインシュタイン博士は讚美している。残念なのは、氏が讃える日本的価値観が「令和」の昨今、形骸化され米国礼賛とは裏腹に、日本的美的感性ー其れの否定が、メディアや無能政治家の俗物に依り当然視されて居る。此の空虚な日常から目覚めるべきだ。
アインシュタインの旅行日記(日本滞在約半年間)読みつつ感じたのは、此の日記が単なる日本認識の範疇に留まらず、《日本文化論》ー民俗學足り得ると言いたい。拝きみちか



June 15, 2019  喜怒哀楽
尊敬致す小林秀雄氏は、占部賢志氏(『歴史の命』著者)の學生時代、質問に答えて
「君の躰には先祖の血が流れている。其れが歴史なんだ。其処をよく考えなくつちゃだめだ。誰でも宿命をもって生まれてきている。其の事をきちんと自覚しなければいけないょ。そして、生きてきた責任を果たさなければいけないょ」と。
ー昨今、自覚も責任をも放棄した人間が蔓延している。結果として、〈生命を奪う〉行為への罪意識が欠落して居る。
天眼通な大和人であった小林氏は、「信義」を重んじる三島由紀夫氏の自裁為る〈やむにやまれぬ〉大和心(しきしまの道)を解するのである。
信念に基づく責任を放棄致さぬ男の生きざま。尽忠報國を美學と呼ぼう。
五月十一日、靖國神社付近路上にて割腹為されし、



R1-6-15   喜怒哀楽
尊敬致す小林秀雄氏は、占部賢志氏(『歴史の命』著者)の學生時代、質問に答えて「君の躰には先祖の血が流れている。其れが歴史なんだ。其処をよく考えなくつちゃだめだ。誰でも宿命をもって生まれてきている。其の事をきちんと自覚しなければいけないょ。そして、生きてきた責任を果たさなければいけないょ」と。
ー昨今、自覚も責任をも放棄した人間が蔓延している。結果として、〈生命を奪う〉行為への罪意識が欠落して居る。
天眼通な大和人であった小林氏は、「信義」を重んじる三島由紀夫氏の自裁為る〈やむにやまれぬ〉大和心(しきしまの道)を解するのである。
信念に基づく責任を放棄致さぬ男の生きざま。尽忠報國を美學と呼ぼう。
五月十一日、靖國神社付近路上にて割腹為されし、沼山光洋氏(靖国会)の御冥福、御霊やすかれ…。



2019-6-12《新刊紹介》
『イランvsトランプ』高橋和夫著、ワニブックス・本体890円。
トランプ大統領の特徴は、不言実行・アメリカンファーストである。
其れは、強国アメリカ保護・孤立主義だと云うこと。対外協調路線を採り失敗したバラク・オバマの対極にあり、支那に譲歩する愚は起こさぬ!
トランプのバックボーンは、キリスト教福音派(厳粛な清教徒)であり、伝統を軽視するリベラル(民主社会主義を含む)民主党の多極融和とは、確実に異なる。福音派は、イスラエルのネタニヤフ首相を支持する。当然ながらトランプとネタニヤフの親密も生まれ、ユダヤ資金も流れる。
結果、反イラン体制の構築となる。日本人には見えにくいが、イスラームをシーア派(イラン)vsスンニー派(サウジアラビア)だけで線引きするのは、片手落ちー筆者も語る。イランはアラブ諸国に在らずしてペルシャ(アラブに征服された歴史あり)なのである。
我が国の立ち位置が中東諸国との〈独自友好〉にあるが、此の関係も活かすべきである。イランとトランプの憎悪が蔓延し、イランが支那と友好同盟を開く。此の危険性も述べてをる。
本書は、サウジアラビア(サウド家)、バーレーン他の問題点。米国の政治体制をも分析している。又、随所に〈コラム欄〉を加算し、知識の幅を拡げてくれる。
ペルシャ語が専門のプロフェッサー・高橋に脱帽だね…。
拝きみちか